物流ニッポン(2017/11/27) 金の卵 乗車体験で興味持ち高校在学中、会社見学 | 株式会社サンワNETS
2017年11月28日
サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)の浅羽崇斗さん(19)は、車が好きで、高校在学中に同社を見学したのをきっかけに、ドライバー職を希望して入社。取り扱う建設関連資材の種類の多さに頭を悩ませながら、小型トラックでの業務に汗を流している。
やりがいのある仕事
サンワNETSでもドライバーは中途採用が中心で、高校新卒は事務部門や倉庫業務での採用に限ってきた。ただ、浅羽さんはクルマ好きで、公道を走るトラックに興味を持った事をきっかけに、高校在学中に同社を見学。「社内の雰囲気が良く、ドライバーとして働いてみたいと思った」という。同社としても将来の担い手確保を見据え、浅羽さんの受け入れを決めた。
4月から静岡や愛知、関東地区の複数の営業所で2カ月間研修した後、浜松東営業所(袋井市)に配属。現在は先輩が運転する小型トラックに同乗し、倉庫で組み立てたサッシを戸建て住宅の建築現場に搬入する業務に就いている。品種が多く、種類によってビスのトルク強度が異なったり、搬入時の運び方の違いに戸惑ったりする毎日だが、「覚えることばかりで大変だけど、やりがいがある。先輩から技術を学んで、安心して仕事を任せてもらえるように努力する」とはつらつと答える。
同営業所の戸塚稔所長(44)は「若くて、元気で、動きもきびきびしており、周囲もいい影響を受けている。早く一人で乗務する仕事を任せられるよう、頑張ってもらいたい」と期待する。(奥出和彦)