LOGISTICS NIPPON(2017/12/18) リフト運転技術磨く 繁忙期向け事故撲滅 | 株式会社サンワNETS
2017年12月20日
【静岡】サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は2日、堀越物流センター駐車場(同市)でフォークリフト実技講習会を開いた。埼玉県や愛知県など遠方も含めた各営業所の倉庫スタッフ、ドライバーら29人が参加。安全操作の徹底を図るとともに、運転技術を磨いた。
水谷社長が「第48期となる今期は前年比で事故50%削減に取り組んでいるが、事故全体はこれまで15件増となっている。特に、構内でのトラックのバックやオーバーハングによる接触が多い。リフト事故は前年比3件減の14件だが、半減とまではいっていない」と説明。
更に、「同じような事故が同じようなところで繰り返されている。原点に返って勉強してもらい、年末の繁忙期に事故の無いようお願いしたい」と呼び掛けた。
パレットを高く積んだ障害物でコースをつくり、家電製品が入ったメッシュパレットの積み下ろしと、移動操作を実施。メッシュパレットをすくって障害物の周囲をバックで周回した後、トラックに積み下ろし、別の位置に移動させる操作を、2班に分かれて順に行った。
トヨタL&F静岡磐田営業所の柴田晴好課長らが講師として参加し、乗降車、走行、荷役などの全作業工程や運転操作をチェック。ドライバー一人ひとりに気付いた点を指摘し、アドバイスした。
また、座学では安全講習会に加え、表彰の対象となる確認試験を実施。事故事例の検証や、フォークリフトの正しい操作方法を学んだ後に、45問の試験にトライした。
座学と操作に優れた参加者を表彰。座学では大隅裕輔(浜松BC)、植松利晃(掛川BC)、中山幸広(愛野営業所)各氏が、実技では大場教広(森町LC)飯田正樹(サンワ環境整備)、柴崎学(ファルマン運輸)、松島徳明(島田営業所)の各氏が、それぞれ表彰を受けた。