㈱サンワNETS（水谷欣志社長、静岡県袋井市）グループは10月10日、交通安全講習会を開催し、87名が出席した。
　水谷社長は、冒頭のあいさつで、上期のグループ全体の事故件数が対前年比で大幅に減少している現状を報告。ドライバーの日ごろからの安全運転意識と安全委員会が現場に出向くなどしてきめ細かく指導してきた結果だと感謝した。そのうえで「事故はしっかりやれば減らせるという実証ができた。下期に向けても同様に減少していければと思う」と期待した。
　第一部の安全講習では、「2020年上期の振り返り～事故発生者にならないために～」と題して安全委員会神林宏之委員長、古橋武、藤田英一両副委員長がそれぞれ登壇。4月から9月までの上期の事故状況を説明し、「声かけなどの啓発活動で事故防止につなげられるよう協力してほしい」と呼びかけた。また、ドライブレコーダーによる事故映像を見ながら、何が不足していて事故となったのか、どうすれば事故が防げたのかを、参加者全員で考えた。そして、うっかり事故を防ぐために指差呼称の有効性も訴えた。下期も「ルールの遵守のっ徹底で事故ゼロを目指す」を掲げ、事故防止に取り組む。
　第二部の安全講話では、交通安全アドバイザーの長森紀紘氏が講師となり講演。全５回シリーズの最終となる今回は、「トラック事故防止総集編～事故の実態と防止のポイント～」というテーマで、「交差点」「追突」「カーブと下り坂のスリップ」など、状況別での事故映像を交えながら注意を促したほか、これまでの総括を行った。