ブツリュウアイ(2021年1月27日) 事故半減目指し「フォークリフト技能講習」 | 株式会社サンワNETS
2021年1月27日
㈱サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は11月28日、堀越物流センター駐車場で、「第11回フォークリフト実技講習会」を開催。総勢21名が実技および座学による講習を講習を受講した。
水谷社長はあいさつで「グループの事故件数は全体で3割弱減少している。ただ、リフト事故は増加しており、上期の仕事量が減少している中でも事故が多くなっている。これから3月にかけて仕事量は間違いなく増加するので、皆さんにはこれまで以上に事故がないよう気をつけてほしい」と述べた。
今回も、トヨタL&F静岡㈱の協力のもと実技コースを作り実施。㈱バンテックセントラル安全主任の佐野康彦氏が実技見本を行った後に、受講者はスタート位置からゴールまでコースに沿って進み、途中積まれたパレットをすくい、周りの障害物に注意しながらパレットを別の積まれたパレットの上に積む作業を行った。実技中は、トヨタL&Fのスタッフが近くでチェックを行い、受講者の降車後に気付いた点などを個人ごとに指導した。
また、講習では佐野主任が、オーバーハングや段差による荷崩れなど実際にフォークリフトに装着されたドライブレコーダーの事故映像を紹介しながら、事故の原因とその予防方法について解説した。佐野主任は、「思い込みや惰性ではなく、指差呼称としっかりと体を動かしての確認作業など基本に立ち返ってほしい。今日学んだことを実施すればほとんどの事故は防げるはずだ」と述べた。
受講者の一人は「普段のリフト操作で気付かない点などを確認でき、非常に有意義な講習だった」と感想を述べた。
総評で村田和彦専務は、「事故の多くは慢心から起きる。現場ではヒヤリハットが多くあると思うので今日の講習で学んだ指差呼称を徹底してほしい」と要請した。
同社では、「今後も定期的に実施していく予定。まだ受講していない人にも積極的に参加するよう呼びかけていきたい」としている。