サンワNETS（山﨑隆太社長、静岡県袋井市）では、ドライバーの心身のヘルスケアなどの実践を通して「健康でながく勤めてもらう」ための環境づくりを推進している。
　同社では以前から健康へのアプローチをすすめていたが、５年ほど前に起こった乗務員の心臓疾患による体調不良をきっかけに動きをいっそう強化。その必要性を痛感して脳ドックや人間ドックなどの各種ケアを順次導入し、通常健康診断の二次検診にも会社による費用の全額負担を制度化した。
　加えて先般、健康に関する社内アンケートを実施してその実態を把握。詳細に可視化されたデータや傾向を踏まえた新たなアイデアを抽出するなかで、メンタル面でもさらなるサポートを検討している。
　今後について、同社の水谷欣志会長は「ウェアラブル端末の活用も視野に入れていきたい」と前向きな見解を示しており、健康経営の認定優良法人全国トップ５００である「ブライト５００」取得も目指して関連の動きを随時、深めていく構えだ。