物流ニッポン(2011/06/06) 現場の取り組み発表 全社一丸で難局乗り切ろう | 株式会社サンワNETS
2011年6月6日
サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は5月28日、浜松市で「現場力向上活動・発表大会(SQC大会)」を開催した。各営業所や関連会社から32チームが参加し、「ひとり1日500円の改善」をテーマに現場での取り組みを発表した。
山崎久隆会長が、「他営業所の事例を参考に改善を実行し、1人ひとり元気を出して頑張ろう」とあいさつ。
水谷社長は「営業利益1億円を目標に掲げて逆算し、1日500円の改善をテーマに設定した。全社一丸で難局を乗り切ろう。東北には震災で廃業した事業者も多い。比べれば、資産と人材を有するわが社は恵まれている」と述べた。
参加32チームは、昨年12月から3月までの4ヶ月間で取り組んだ事例を発表。トラック運送部門の取り組みでは、高速道路のインターチェンジ(IC)を1つ手前で降りることによる通行料金の節約や、アイドリング・ストップを励行し燃料費を削減した具体例などが紹介された。
倉庫を擁する営業所は、通路の圧縮によるスペースの有効活用や、レイアウトを見直し週末限定の保管物を確保した事例を発表した。また、管理部門はハローワークを積極利用し求人広告費用を削減したケースなどを説明した。
審査の結果、最優秀賞はコープ個配(牧之原市)、優秀賞に管理本部(本社、袋井市)、努力賞には大幸運輸本社(名古屋市港区)、サンワ環境整備(森町)、日の出DP(吉田町)の3チームが選ばれ、それぞれ水谷社長から表彰状および金一封が贈られた。