中部経済新聞(2020年06月16日)浜松に物流センター新設 20億円投資、12月稼働へ | 株式会社サンワNETS
2020年6月26日
運送事業などを手掛けるサンワNETS(本社袋井市堀越350の1、水谷欣志社長、電話0538・43・3050)は、浜松に倉庫などを備えた拠点「浜松白鳥物流センター」を新設する。約20億円を投資し、今年12月に運用を開始する予定。化粧品など通販事業の受注拡大に対応するのが狙い。同社が大型物流センターを開設するのは約13年ぶりになる。
浜松白鳥物流センターは、同市東区白鳥町に建設する。東名高速道路・浜松インターチェンジから約1キロメートルに位置し、敷地面積は約1万5700平方メートル。2棟の建屋(いずれも2階建て)で構成し、延べ床面積は約1万5千平方メートルとなる。
化粧品などの保管や発送などを行う。商品を保管する倉庫は当面常温で運用する。将来的には冷蔵、冷凍機能を持たせ、化粧品などに限らず、今後の冷蔵、冷凍食品向けの物流ニーズにも柔軟に対応する。
現在は静岡県を中心に、物流センターなど33カ事業所を構えている。直近では2008年に袋井市国本に国本物流センターを開設した。物流体制の拡充により、今後の受注増に備える。
同社は1970年設立で、今年50年の節目を迎えた。運送に加え、倉庫運営や梱包などを幅広く手掛けている。2020年3月期の売上高は約107億円。グループ全体の従業員は約980人。