【静岡】サンワネッツ（水谷欣志社長、袋井市）は18日、本社施設内で安全講習会を開催。静岡地区、中京地区、関東地区などから31人が出席した。
冒頭のあいさつを行った水谷社長は、昨今の事故減少の動きに触れて、3回目を数えた講習会の継続による成果や日頃からの運転マナーの向上を評価した上で、「類似の事故がまだまだ発生している」と述べて、さらなる意識の向上を喚起。「今日の講習で事故の傾向を知ってもらい、同じような事故を繰り返さないようにしていただきたい」と言葉を続け、ドライブレコーダーなどの技術により進歩が著しい事故分析も踏まえた、包括的な事故防止に向けた安全対策を促した。
講習会では社内事故事例報告や安全標語の唱和、適性診断・カウンセリングに加えてドラレコ映像を通した事故検証などを実施。事例報告では「構内バック事故」「未確認による事故」「事故が多発する曜日や時間帯」といった事故発生傾向をデータなども示しながら解説し、安全標語では「バック事故/ひと手間かけて/事故防止」「まだいける/急ぐ気持ちが/事故のもと」「思い出そう/過去のヒヤリが/身を守る」との言葉を唱和し、思いを共有した。
　また事故検証の時間では社内で発生した13のケースを補捉説明など加えながら紹介し、参加者自らが対策を提案。さらに中交協事故防止推進委員の得永雄治氏による講演も企画され、この日用意された安全意識を向上させる様々なプログラムは、参加者らにとって充実した貴重な学びの時間となった。