物流ウィークリー(2018年12月10日)フォークリフト講習・安全講習会 事故防止へ基本再確認 | 株式会社サンワNETS
2018年12月11日
サンワNETS(水谷欣志社長、袋井市)は1日、第9回となるフォークリフト講習会及び安全講習会を開催。各営業所から選抜された30人が参加し、労災・製品事故撲滅へ向けて、全体のレベルアップを図る競技会となった。
開会のあいさつで水谷社長は、11月末までのフォークリフトに関わる事故状況を説明。また、水谷社長が積極的な活用を掲げている先進機器の中で、今年採用した「アイトラッキング」についても触れ、「リフト作業の熟練者と、そうでない人との目線の動きを分析したところ、熟練して事故のない人は、しっかりと視線を動かし、ポイント箇所を見ている。形だけの動作にならないように、事故防止に向けて頑張ってほしい」と述べ、併せて年末繁忙期に向け、安全運転と事故防止を呼びかけた。
競技会・講習会共に、トヨタL&F静岡に磐田営業所がサポート。同営業所の柴田晴好所長からは、全国のフォークリフト事故の推移や傾向などが説明され、「フォークリフトは便利な乗り物ではあるが、一方で危険も伴っている。その部分を再認識していただき、本日の講習を受けてもらえれば」と述べた。
競技と併せて実施された座学では、「フォークリフトの基本操作と安全確認」をテーマに、指差呼称の重要性や安全確認のポイントなど、基本部分を中心に再確認した。最後にフォークリフト基本操作のテストを実施。実践と知識の両面から、理解度を深める場となった。
競技・座学終了後に表彰式が行われ、上位入賞した選手に、水谷社長から表彰状と目録が授与された。
閉会式で村田和彦常務は「安全を再認識する機会になったと思う。今一度気を引き締めて、安全に対する取り組みを進めてもらいたい」と講習会を締めくくった。