サンワNETS（水谷欣志社長、袋井市）グループはこの３月から、拠点５か所における遠隔点呼を導入し、活用をすすめている。
　核となっているのは埼玉県入間郡に本社を構えるグループ内企業のファルマン運輸本社で、同北関東営業所（栃木県佐野市）、サンワネッツ埼玉（埼玉県日高市）、トラスト物流（静岡県袋井市）、大幸運輸本社（愛知県名古屋市）を結んで展開。動きは点呼担当者の高齢化対策としても取り組まれ、昨年4月における遠隔点呼制度の開始直後に準備へと入ったが、関係機関とのやりとりや専用のスペース確保にネット回線の整備、機材の手配等で時間を要したためこのタイミングとなった。
　点呼は夜間と土日を中心に複数名のスタッフがローテーションで担当し、すでに実践を開始。水谷社長は人材不足の解決と作業の効率化における効果に言及しており、今後も川崎市と静岡市を加えた７拠点での展開を見据えている。