物流ニッポン(2012/06/04) 「自給率向上活動」で発表会 サンワNETS 31チームが熱弁 | 株式会社サンワNETS
2012年6月4日
サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は5月26日、「自給率向上活動・発表大会(SQC大会)」を開いた。31の営業所やグループ会社が参加し、「自給率向上活動で強いサンワネッツを作ろう」をテーマに取り組みを発表した。
山崎久隆会長が「当大会は36回目で、20年以上の歴史を持つ。物流企業のQC活動は長続きしないと言われるが、社員の皆さんの力で続いている。今日も元気に行こう。元気があれば良案が現実のものとなる」とあいさつ。
水谷社長は「強い会社は現場が強いものだ」と前置きした上で「各営業所はそれぞれ違う仕事をしているが、地道に決められたことをやり抜くこと、物量変動など特殊要因への対応、以上の2点でとくに強さを発揮してほしい」と呼び掛けた。
各チームの代表者は現場の写真やデータを公開しながら、日常業務での改善事例などを発表。トラック運送関係では、アイドリング・ストップとスロースタートで燃費を大幅に改善した例や、燃料高騰で顧客と交渉し、運賃への5%上乗せを実現したケースが紹介された。
倉庫施設を持つ営業所は、保管の集約によるスペース有効活用、顧客と連携した安全品質パトロール、ロケーション管理表を利用したピッキング作業の効率化などを説明した。
役員らによる審査の結果、スタッフの「多能工化」に取り組むと共に作業全体の進捗状況を「見える化」した、浜松FF(浜松市西区)が最優秀賞に輝き、優秀賞はサンワネッツ埼玉(埼玉県日高市)が獲得した。努力賞にはピアスDP(静岡県掛川市)、掛川生産(同)、稲沢営業所(愛知県稲沢市)、浜松東営業所(静岡県磐田市)の4チームが選ばれ、受賞チームはそれぞれ水谷氏から表彰状を授与された。