【静岡】サンワNETS（水谷欣志社長、静岡県袋井市）は１３日、本社近隣の営業所のドライバーを対象に安全研修会を開いた。安全委員会（古橋武委員長）が主催したもので、事故惹起(じゃっき)者を含めた３０人が参加。中部交通共済協同組合の担当者による講演や、適性診断車を使った一般運転適性診断などを実施した。
　同社のドライバーは年１回、一般運転適性診断を受診。自動車事故対策機構（NASVA、浜隆司理事長）を利用するとともに中交協の適性診断車も各地の営業所で活用し、全員が受診できるようにしている。今回は適性診断車を1カ所に配置して、複数の営業所のドライバーを集める形を取った。個人カウンセリングも行い、増加傾向にある構内の衝突など軽微な事故の抑制を図った。
　これまでに発生した社内事故を８パターンに分類し、古橋委員長が事故映像を交えながら概要や発生原因を説明。２０１７年４月からこれまでに起きた各営業所別の事故状況も確認した。講演では中交協浜松事務所の得永雄治氏が県内で発生した最近の事故の特性を解説。追突事故や逆突事故の防止方法、事故を起こした場合のドライバーの責任について述べた。
　個人カウンセリングでは、ドライバーが自身の経験したヒヤリ・ハットメモや、社内事故映像を踏まえたKYT（危険予知トレーニング）のポイントを記述した。