物流ニッポン(2019年8月23日) 事故減少へ取り組みを | 株式会社サンワNETS
2019年8月30日
【静岡】サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は3日、安全講習会を開き、各事業所やグループ会社、協力会社6社のドライバーに、事故減少に向けた取り組みを訴えた。
水谷社長が「残念ながら事故が減っていない。交通事故だけでなく、構内、商品、被害、労災―と広く考えているため、交通事故防止とは少し種類が違うかも知れないが、事故は事故。同じような場所で同じような事故が起きている。顧客の前で事故を起こすことは最も避けなければならない。事故が減るようにしっかり注意して愚直に取り組んで欲しい」と呼び掛けた。
安全推進室の神林宏之室長が、2016年からの事故傾向を報告。「ベテランも新人も事故防止の急所を知る、身に着ける、必ずやる」とし、3年間の発生率が25%と高い構内バック時のぶつかり事故について、目視確認、指差呼称、降りて確認の三つを示して再発防止策を伝えた。
安全委員会の古橋武委員長は、2019年4月~7月の事故状況をドライブレコーダーの映像を使って報告。昨年同時期と比較して構内や交差点での事故が増えていることを伝え、大型車の死角や車間距離の正しい認識把握と、バック時の後方確認といった確認の実行を訴えた。
また、交通安全アドバイザーの長森紀紘氏が、昨年に続き講演。「出会い頭事故の実態を知る、その意外な盲点と防止ポイント」と題し、出会い頭に起きた重大事故の映像を交えながら、交差点内などでの事故防止の実践方法を説いた。