サンワNETS（水谷欣志社長、静岡県袋井市）は、７月に迎える会社設立50周年を記念して従業員ユニホームを刷新した。また、50年の社史を紹介する記念誌を作成して従業員や取引先に配布。双方とも社内に制作委員会を立ち上げ、議論を重ねて作り上げた。
　新ユニホームは４月初旬にドライバーや倉庫作業者ら600人に配布した。ポロシャツとブルゾンは落ち着いた紺色を基調として、地元プロサッカーチームのジュビロ磐田のチームカラーであるサックスブルーを一部に取り入れた。
　ズボンはポリエステル１００％の２ウェイストレッチ生地を使用し、動きやすさにこだわった。また、ブルゾンとズボンには夜間や暗所でも安全に作業ができる反射材を貼付。更に50周年のロゴを取り入れた、紺色と明るいブルーの2種類の夏季用ベストも用意した。

　記念誌は、設立３０周年時以来２度目の作成となった。幾つものピンチを乗り越えてひたすらに顧客、会社、従業員のために全力でもがき続けてきたことを「直向（ひたむき）」という表題で表現。山﨑久隆会長や水谷社長、サンワ環境整備社長で山﨑家当主の浩信氏が集い、山﨑家のルーツを語り合う企画でプロローグを構成した。
　また、事業紹介や事業の変遷をはじめ、マネージャーやグループリーダーらが業務を振り返りながら会社の未来を語り合う座談会など、写真を中心にカラフルでバラエティーに富む企画内容とした。
　水谷氏は「新型コロナウィルスの感染拡大で式典が延期となり残念だが、ユニホームも記念誌も若い従業員に受け入れられやすい、見た目の良いものに仕上がった」と話している。